人生の半分以上をブログに費やしている人のブログ観

ブログ

地味にブログ歴長いです

私、アラサーですが、人生の半分はブログを書いています。

高校1年生の頃(2008年)にブログを立ち上げ、未だに継続しているもう1つのブログがあります。

また、今はもう既に無いですが、小学生の終わり頃から中学生が終わる頃まで、また別のブログを運営していました。

今となってはSNSを自らの日記代わりにして、気軽に自分を曝け出せるプラットフォームがありますが、当時はそんなものなかなか無かったんですよね。ブログという大層なものを作らなければなりませんでした。

高校1年生の頃に運営開始したブログですが、合計約3300記事ほどあります。9年間以上毎日更新している記事数です。

なぜここまでブログを更新したのか、自らを分析しながら語っていきたいと思います。

ブログを立ち上げたもののモチベーションが中々上がらない人の気づきになれば良いなぁと思います。

わたし
わたし

このブログ、そんなに更新してませんがそれでも良いんです。理由は下記…。

ブログ継続のモチベーションはどこから?

①自己顕示欲

ネット環境があれば自己開示出来る時代になりました。私が高校生の頃は素人であればあくまで「開示」止まりだったように感じますが、今はそれを更に「拡散」できる時代ですね。より強く自らの存在を示せるようになったと感じます。

始めた当初はこの「自己顕示欲」が最も強い原動力だったと思います。自分が情報発信をし、他人がそれを受け取り、何かしらの影響を与えられる感覚。それを思春期だった私は強く望んでいたように感じます。

この9年間毎日ブログ更新していたのは少し語弊があって、均せば確かにそうなるのですが、実際には大学4年生頃からは大分更新ペースが落ち着いています。要は、高校生や大学生の前半は1日3回とかのペースで更新をしていました。

大学生後半の頃は何があったのか。これを振り返ると「公私共に充実していた」と感じます。この充実感がブログのモチベーションを下げた。裏を返すと、それまでは充実していなかった。単純に満たされておらず、心の充足感が無いことがブログ更新のモチベーションでした。

ある種の寂しさのようなものがあり、自己顕示欲が生まれ、その捌け口がブログだったと自身を振り替えります。SNSでやたら更新頻度が高い人はブロガー向いているんじゃないかと思います。

②名声が手に入り、楽に何かが成し遂げられる

ある程度の方に見て頂けるようになると、「あのブログの方」のような別の名前が付くようになり、ちょっとした有名人になりました。これは①とリンクしますが、自己顕示欲を非常に満たせます。

当然ながらブログには集客力があるので、何かを広めたい人からは声が掛かるようになります。

また、私は音楽を作るのが趣味で、一緒に合同でCDを制作するようなこともありましたが、明らかに私の実力としては劣っていました(本当に趣味レベル。売るほどにはないです)。劣っていたけども、この名声があったことである種の広告媒体として参加することが出来ましたし、名声のお陰である程度のクオリティの低さは自然と目を瞑って頂けているように感じます。

上記はクリエイターとその制作物って完全に切り離すことが出来ないんだと思った体験でした。だからこそある程度の名声があることで、自分のやりたいことが実現しやすくなると思います。「特にやりたいことはないけど…」という人は、とりあえず名声を得る為の努力をしておくと、後で何かに繋がるかもしれません。

③アクセス数の増加、そして反応

誰しもご理解頂けるモチベーションかと思いますが、やはり多くの方に見て頂けること、そして自ら書き上げた文章に対する反応です。もちろん良い反応だと猶更嬉しいですが、悪い反応でもご意見として今では嬉しく思えます(高校生・大学生の頃はとにかく嫌でしたが)

ブログは自ら書きあがた文章、つまり制作物です。絶対数として同じ1ですが、1点モノの木彫りの熊とは訳が違い、web上に生んだモノはいくらでも多くの方に見て頂けます。なのに、僅かな方にしか見て頂けないのはやはり悲しい。多くの方に見て頂ければ見て頂けるほど、次の文章を書くモチベーションが沸きます。

これは反応もそう。「良かったです!また次楽しみにしています!」の一言がどれだけクリエイターの心を救うか。音楽を作っていた身でもあるので、これは本当に痛感しています。やはり、応援している人には声を届けること、これは回りまわって自らを助けます。

アクセス数が増加し、有名になり、更に何処かで拡散され人が集まり…のループに入ると本当にブログが楽しくなりますよ。

ブログをしていて良かったこと

①自己顕示欲が満たされる

私が書いた文章が届き、誰かの為になったり、影響を与えられる。これは紛れもない自分が価値を生み出し、自分という存在のお陰で相成ったのだと痛感すると、自己顕示欲が満たされます。たとえ日常が満たされてなくても、ブログが救いになり得ます。

②楽に何かが成し遂げられる

これは前述した「②名声が手に入り、楽に何かを成し遂げられる」です。名声という便利なツールのお陰で色々なことをさせて頂きました。ブログに取り組んでいなければこうはならなかったと言い切れるくらいの。

③人脈が広がり、スキルアップが効率的になる

ブログ仲間が生まれます。ただ、人脈というのはただのツール。人脈は多ければ多いほど良い訳ではなく、使えれば使えるほど良い訳です。何事もですが、手段が目的になると結果が付いてこないことが多々あります。

私はブログ仲間が生まれ、運営・文章の書き方メソッド、ネタの共有、相互リンクでのアクセス数増加など、双方向に良い影響を与えられるコミュニケーションが出来ていました。音楽でも同様な話が生まれ、切磋琢磨していた訳です。これはモチベーションUPにもなりますが、最も重要だと感じたのはブログ運営に関するノウハウが蓄積されたことに収束すると思います。

もちろん、ブログ運営というのはブログ運営だけのものではなく、文章を書く・作る・飾る・伝える、画像や動画制作など、多岐に亘ります。私は学生時代にブログ運営で培った能力が社会人になって間違いなく生きています。自己顕示欲を満たすために始めたブログも、ここまで来ると馬鹿に出来ません。

④リアルでも遊べるような仲間ができる

友達と遊んだり、飲んだり、会話したり…これらは人生を充実させる上で非常に重要な要素だと思っています。お金だけあってもこれらが出来ないと、将来的には寂しいお金持ち孤独老人です。

同じブロガーやブログの読者というのは、ほぼ同じ趣味嗜好を持っていることから、気の合うことが多いと感じています。ましてやブログの読者でリアルでも会ってくれるような人というのは、かなり大きな影響を私が与えています。半ばファンと言っても差し支えないような人なので、ぱっと見この関係性は対等で無いかもしれませんが、私の場合こういう人はもれなく長期的な繋がりを保てています。

人生の半分以上をブログに費やしている人のブログ観

①お金はツール。ブログ継続の動機としては弱い

「毎月5万円の収入をブログで達成!」のような言葉を最近よく耳にします。もちろん、これでモチベーションを保てている方に対しては何も言うつもりはありません。ただ、中々モチベーション保ててない方は多いんじゃないでしょうか?

私は、10数年間運営してきたブログは1円たりとも収入が発生していません。でも、9年間毎日更新を絶やさなかった、これがどういうことなのか分かって頂きたいです。

「お金が欲しい」という欲求を分解すると分かりやすいです。例えば、お金が足りないから健康を維持できない、子どもを食わせられない、両親の介護費用が足りない…等、お金が無いことで切羽詰まった方もいらっしゃるかもしれません。でも、この場合に「ブログ運営で儲ける」という手段は選ばないはず。もっと即効性のある手段を選ぶはずです。

なぜなら、ブログは即金性のある仕事ではありません。各所で言われている通り、平気で1年程度無収入もあり得ます。上記で挙げた例のような方にこのような悠長な時間は無いでしょう。

となると、「お金が欲しいからブログを始める」という欲求・行動を分解すると、「お金にめちゃくちゃ困ってはいないけど、もっと生活に余裕が欲しいから長期的な視野でブログで始める」ということになります。このくらいの緩い動機では継続することが困難でしょう。

しかも、長期間収益が得られないビジネスモデルのブログで「お金が欲しい」を目的にすると、途中で挫折する可能性が極めて高いです。出来れば日々目的が達成するようなものが好ましいです。

そして、もっと本質的な欲求が好ましいです。私に言わせればお金を稼ぎたいのは本質的な欲求ではないです(とはいえ、生まれや育ちによってもこの感覚は変化すると思うので、一概にそうとは言い切れないことは理解しています)

②自分が何をしたら本質的な欲求を解消できるのか、深堀りすべし

上記でお伝えした自己顕示欲や、ストレス解消、日々の記録…等が私が言う本質的な欲求です。ずっと苦手意識があったライティングスキルアップとかでも良いです。自分がブログを書くことでどういった本質的な欲求が満たされるか、これを分析する必要があります。

誤解が無いようにお伝えをしておくと、お金を稼ぐことが本質的な欲求に該当する方もいるかと思います。ただ、それだと手段としてのブログは相性が悪いと考えています。

私は、性格上出来事を綺麗に記録に残しておくことが好きです。これをすると良い出来事も悪い出来事もが無駄でなく、かみ砕きしっかり消化できる、という風に考えています。更に、出来事自体を追い求めるようになります。ここに、「人生のハリ」が生まれると考えています。

最も大事なのはこれで、何もきっかけが無いとダラダラ過ごしがちですが、ダラダラ過ごしてしまうと「無駄な時間の使い方をしたな…」と後悔します。何かしていた方が満たされる性質です。

これをするのに、とてもブログは相性が良いです。記事に起こすからには伝えられるだけの経験をし、学ばなければなりません。自分が心の底から興味のある内容であればきっかけは何も必要ないと思いますが、そうでないものはその時の欲求を優先しがちです。

ただ、「心の底から興味のある内容」というのは、その時点での感性によるものです。自身がもう完成しきっていて、何者にも靡かない、と言い切れるのであればその選択肢を選ぶ必要は無いでしょう。でも、私はこういった少し余計な選択肢を選ぶことで人生の幅が広がると思っています。

ここにこのブログのスタンスがあります。あくまで有意義に、楽しんで運営できれば良いので、以前のような自己顕示欲を満たそうと毎日更新を目指すものではありません。人の数だけ方針がありますし、その特定の人も時々によって方針が変わります。

「継続する」ことを基準にして、自身の欲求を顕在化してみて

私にとって「意味のある行動に昇華できる」と「行動のきっかけになる」の2点を満たすブログは非常に相性が良いです。以前は自己顕示欲でしたが、今はほとんどありません。日々寄り道しながら歩き続けることをサポートしてくれるブログは、とても素敵な相棒です。

また、ブログは更新し続けていれば何かしらの利を得られます。これは実際に続けてきた身として断言できます。どこでどう転ぶか分からない昨今、続けた先に見えてきたものを改めて目標設定としてみるのも一つの手かと思います。

となれば、まずは続けること。この続けることは上記で散々お伝えした通り、難しいです。自分の本質的欲求に語りかけて、一体何を刺激したら継続するモチベーションになるのか、ここを見つめてみてください。

ちなみに、私は「土日どちらかは外に出て行動したい」派なのですが、同じような感性の人は私の見解も少しは参考になるかもしれませんね(この感性はブログ運営の考えとして結構の考えるものと近しいものがあると思ってます)。もし誰かの心に響いてくれたら嬉しいです。

わたし
わたし

ブログは楽しいよ、ほんと

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