中国料理の代表格、小籠包
小籠包(しょうろんぽう)、好きな人も多いでしょう。
中国のことをよく知らなくても、行ったことがなくても、日本人なら食べたことがある人は多いはず。
皮を破るとジューシーな肉汁がジュワっと。本当に美味しい中国料理です。
そんな小籠包をwikipediaで調べてみると、
一説によれば、小籠包の起源は1871年に中国の嘉定県南翔鎮(現・上海市嘉定区南翔鎮)の菓子屋「古猗園」の店主黄明賢が売り出した「南翔大肉饅頭」にあると言われている。南翔大肉饅頭は好評を博したため、同業者からすぐに真似された。その後、工夫を凝らして具を大きく皮を薄くし、簡単に真似ができないよう技術的な改良を加えた「古猗園南翔小籠」を販売し、たちまち有名な饅頭としてもてはやされた。当初より現在まで「南翔小籠」と呼ばれ、これが今日の「小籠包」という名称となっている。「古猗園」店主黄明賢の弟子である呉翔升が1900年に開店した老舗「長興樓」(のちに「南翔饅頭店」に改名)が1920年ごろに売り出したところ、上海で人気を呼び、現在は上海の名物点心となっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%B1%A0%E5%8C%85
あくまでも説の域を抜けませんが、要は「上海で作られ、真似されやすい肉入り饅頭に高い技術を加えたものが小籠包」ということですね。
そして、今日の著名な名物点心の地位に築き上げた「南翔饅頭店」がなんと日本の渋谷にあるんです。
上海の観光地「豫園」でも行列ができる大人気のお店
上海に住んでいた時、上海豫園には2回程行き、そのうち1回はこの南翔饅頭店本店に行きました。
土日ということもあり行列が出来ており、1時間ほど待ってお店の中に入った記憶があります。
店内は物凄く広くて座席数もあるのですが、それでも1時間ほど待つのは流石人気店です。
価格は観光地価格的な高さがありましたが、おいしさもピカイチ。
小籠包も美味しかったのですが、カニ系のスープがめっちゃ上品な味がして美味しかった記憶。
現地でこんなに行列のできるお店が日本にもあるなんて…!感動です。
久しぶりに南翔饅頭店の小籠包食べたいな…食べたい…。
行ってきました、南翔饅頭店
南翔饅頭店公式HP:http://nansho-mantouten.createrestaurants.com/jp/index.html
JR渋谷駅ハチ公改札から徒歩3分の場所にある西武渋谷店の地下2Fにあります。
総座席数66席でそこそこの広さ。お昼時ということもありますが、それなりに繁盛していました。
とはいえ行列ができるほどではありません。コロナ渦が終わったらまた状況が変わるかもしれませんね。でも、現地で大行列のできるお店が待ち時間無しで入れるのは嬉しい。
ランチメニュー「海老入り汁そばセット(塩味)」を頼みました
ランチメニューがあり、1000円代で小籠包+もう1品選べるのはありがたい。
私は麺が食べたかったのと、本店でカニ系のスープが美味しかった記憶があり、海鮮系の「海老入り汁そばセット」にしました。1,290円(税抜)。
最初に運ばれてきたのは麺。注文してから3分くらいで来ました。早い。
いやいや美味しい。海老風味の出汁が効いてます。塩味であっさりなので、出汁の旨さをストレートに感じます。透き通っていて綺麗なスープです。
海老とキクラゲとチンゲン菜に中国感を感じますね。あと、ストレートでこの太さの麺にも同様に中国らしさを感じます。
そして本命。
いや~~~~マジで美味しい!なにを一体どうしたらこんなに美味しい肉汁になるのか…。
皮の厚みも適度で破ろうと思ったら簡単に破れるのですが、この美味しい肉汁を守らなければならない使命もしっかり果たしてくれています。
熱々で最高。個人的には本店で食べた時より美味しく感じたのですが、これは出来立てのものが食べられたからではないかな…?と思っています。
食べ方は、レンゲの上に小籠包を乗せ、皮を破って肉汁を啜る。その後、黒酢や刻みショウガと合わせて頂きます。肉汁がジューシーすぎて、この2つのアクセントの重要性が分かります。
4個といわず、これだけでお腹を満たしたいところではありますが、破産しそうなのでこのくらいで。
渋谷で小籠包という選択肢を
若者の街渋谷で小籠包を食べる、という発想はあまり無かったかもしれません。
ただ、小籠包のルーツに関わる大変歴史の長いお店が渋谷にあると思うと、選択肢に入ってきませんか?
自身の経験値として、そして話のネタにもなるし(当然美味しいし)損は無いかと思います。
また、実は六本木・船橋・名古屋にも店舗はあるので、近い方はぜひ行ってみてください。
ほんとおいしいよ
南翔饅頭店公式HP:http://nansho-mantouten.createrestaurants.com/jp/index.html
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