中国語検定 HSK4級を完全独学で5か月で一発合格した方法を説明します。
他人に教えられるような知見では無いかもしれませんが、5か月独学で合格したのは間違いありません。
そして、ある程度コツみたいなものは理解しました。参考までに。
語学センス無し。全く中国語が分からない状態で上海へ行き、勉強開始。
2020年12月に仕事で3か月ほど上海に行きました。その際には「你好、謝謝」しか分からない状態でした。
私生活もままならなかったので、勉強を開始(ちょっと特殊な環境ではありますね)
帰国して、2021年3月にHSK3級を受験し、無事合格。
その後5月にHSK4級を受験し、こちらも合格といった流れです。
ただ、私は元々英語に対してはものすごく苦手意識を持っており、語学能力は自分には無いと思っていました(いつも英語のテストでは赤点ギリギリ回避するレベルです)
大学生の時も私には語学能力が無いと思っていたので、第2外国語も履修せず。
第一、もう30歳手前。今から語学を学んで定着するだけの脳みそがあるのだろうか…?
少し半信半疑でしたが、私生活を送る上でも中国語理解できた方が良いよなぁと思い、勉強を始めました。
HSK4級のレベルとは
概要
HSK4級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。「幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをすることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」ことが求められます。
https://www.hskj.jp/level/w_4/
中国語でのコミュニケーション、4級取りましたが出来ません!笑
これは人によるとは思いますが、無理無理無理のかたつむり。
ただ、言いたいことは少し言えるって感じです。観光くらいなら問題無いかも。
学習目安
1200語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。大学の第二外国語における第二年度後期履修程度の学習が目安とされています。
https://www.hskj.jp/level/w_4/
2年って考えると凄いですね。でも実際には5か月で受かります。
そして、単語数1,200語は全然大したことないです。
詰め込まなくても少しずつやれば1週間に100単語は覚えられます。
それを12週間。つまり3か月。全然大したことないです。
点数と評価
聞き取り、読解、作文の配点はそれぞれ100点、合計300点で評価されます。※4級では6割(180点)以上のスコアが合格基準となっています。
https://www.hskj.jp/level/w_4/
6割は結構甘いと思います。
日本人は漢字が読めるので、読解は高得点を狙えます。
なので、リスニングが苦手、読解は得意、作文はそこそこで受かっちゃいます。
試験概要
4級の試験は聞き取り、読解はマークシート方式、作文は記述式の問題となっています。
https://www.hskj.jp/level/w_4/
試験は、説明が中国語および日本語で行われ、聞き取りの放送は全て中国語で行われます。
全て中国語なんですよ。
リスニングの際、3級は2回繰り返して話してくれましたが、4級は1回だけしか話してくれませんでした。
なので、結構集中して聴かないと聞き逃して大変なことになっちゃいます。
結論:①単語の意味が理解できる ②単語を読めるようになる この2つだけ!
単語の意味が分かって読めれば、問題無く合格すると思います。
まず単語という土台が無ければ、リスニング・リーディング・ライティング、全てが成立しません。
単語の意味を理解し、声に出して読めるようになれば、特に問題無いと思います。
逆に、試験に受かるということだけを考えると、4級レベルであれば個人的には「書けなくて良い」と思っています。
確かにライティングはありますが、日本人はある程度漢字が書けますし、簡体字のクセみたいなものが勉強するにつれて分かってくるかと思います。
例えば、
このように、貝の下の部分は「人」になるなど、共通したクセ?のようなものがあります。
そして、日本語と中国語(簡体字)で全く変わらないことも多いです。
漢字を覚えようとしないでも、単語の意味を理解する上で複数回見ていけば、日本人ならば勝手に覚えていくんじゃないかと思っています。
だから、日本人が中国語を読むのは楽です。
必ず「音」と一緒に覚えましょう
読むのは楽です。でも、中国語には「四声」というものが存在します。
四声を理解した上で単語を理解しなければ、中国語を理解することは出来ないでしょう。
つまり、単語勉強は「音」も合わせて勉強することが必須です。
そうでないとリスニングが壊滅的なことになります。
ではどう覚えるか…?
「語学学習アプリ」がおすすめ!
なぜ語学学習アプリがおすすめかというと、理由は下記3点。
- いつでもどこでも学べる
- 勉強道具を用意する必要が無い
- 音(声)が出る
いつでもどこでも学べる
語学学習において、一番大事なのはたくさんその言語に触れること。
つまり、たくさん触れるものから学ぶべきです。
現代人が一番手に持つのはスマホなのではないでしょうか?
電車の中、食事中、お風呂の中、寝る前…など、スマホ中毒なんて言葉もありますが、もはや触れずにはいられない!それがスマホです。
例えば参考書を買って、スマホと同じだけの時間触れるか?ということです。それは絶対ないはず。
勉強を行うきっかけが多ければ多いほど、その語学に触れる確率も高まります。
その環境を作るのが、この現代においてはスマホにインストールされている語学学習アプリです。
勉強道具を用意する必要が無い
物を準備することは、同時に気持ちの準備も必要です。
例えば、遠くのジムに行くのには気持ちや物の準備が必要ですが、近場ならぷらっと気兼ねなく行けるはず。
でも、スマホは意識をしなくても絶対に携帯するはず。
出先などでも、勉強道具を取り出すよりスマホを取り出す方が難しい…ということにはならないはず。
勉強開始のハードルを下げることがとても重要なのです。
音(声)が出る
先ほど中国語は四声と一緒に学ばなければならない、という話をしました。
完全に文字と音がリンクしているアプリは中国語学習にうってつけと言えます。
CDが同梱されている単語学習本や、ダウンロードをして聴く単語学習アプリなどありますが、完全に文字(本)と音(CD・ダウンロード音源)は別媒体なので、情報がリンクせずストレスがあります。タイミングを合わせるのに時間も掛かります。
じゃあ例えばYoutubeみたいな動画は?という話もありますが、悪くはないと思います。
ただ、動画は視聴者のペースに合わせて勉強するために作られているわけではありません。
もちろんその配慮はされていますが、視聴者全員に最適化されていません。動画は待ってくれないのです。
なので、少し戻したり進めたりで、実は結構無駄な時間が取られています。
その点、アプリなら自分のペースで進められます。ストレスの無さがすごい。
じゃおすすめのアプリは?
合計で(確か)5つのアプリを実際に使用しました。
その経験も踏まえて、私が一番良いと思ったアプリは…次の記事で。
コメント