街で時々逆さになった「福」を見かけませんか?
日本人にも当然馴染みのある漢字、福。
中国でも同様の意味で使用されています。読み方は「fú(フー)」。
ただ、時々街の中国料理店で逆さになった福の字を見かけることがありませんか?
上海でも、飲食店はもちろん、オフィスやホテルにも掲げられていました。
一体どういった意味があるのでしょうか?
「逆さの福」、それは中国語を学べば分かります
逆さの福、中国語だと「倒福(ピンイン:dào fú 読み方:ダオフー)」と言います。
倒れる福…日本語的にも何となく意味は分かりますよね。
これと、同じ全く同じ発音なのが「到福(ピンイン: dào fú 読み方:ダオフー )」です。
この「到」は日本語では「到来する」と使いますが、中国語では「到着する・やってくる」と言った使い方で、日本と中国でほぼ同じ使われ方をします。日本語の音読みも「とう」ですし、やはり起源が共通していると感じますね。
つまり、中国語では「倒福(逆さの福)=到福(福が来る)」の発音が同じで、「福よ来い」と言っている訳ですね。
中国語はこういった言葉遊びがめちゃくちゃ多い
ご存知の方も多いと思いますが、中国語には四声という4つの発音を使って、別の言葉を表現します。
言い換えると、四声が無いと複数の意味が混在することになります。
よって、四声違いで様々な言葉に言い換えたりすることが出来ることから、こういった言葉遊びがめちゃくちゃ多いです。
中国語をある程度理解している人であっても、全く使い時ではない・意味が分からないような表現が現れたら、それはもしかしたら別の意味に置き換わっているかもしれませんね。
こういうの探してみると面白いし、一度意味が分かると印象に残るので忘れません。ぜひ探してみてください。
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