中国人と距離を縮めるキッカケになるお酒、それが「白酒(バイチュウ)」
中国のお酒と言えば紹興酒?いやいや、白酒です。
中国に行ったことのある方は飲んだことある人も多いのではないでしょうか?
日本では一般的な飲み屋や酒店には置いていないので、聞いたことはあっても飲んだことが無い人は多いはず。
中国では宴会の際に出てくることが多く、盃を交わすことで仲良くなる、そういった風習があります。
私も中国人と白酒で乾杯をし、それから急に距離が縮まったことが過去多々ありました。
そんな白酒の世界を少し覗いてみましょう。
「白酒(バイチュウ)」とは
蒸留酒
蒸留酒(スピリッツ)です。
日本人的に馴染みのある泡盛・焼酎・ウイスキー・テキーラ・ウォッカと同じ部類です。
蒸留酒は蒸留の過程で糖質が抜け、ウイスキーのように太らないイメージがあるかもしれませんが、白酒は「炭水化物 58.2g (この内幾らかは食物繊維)」とそこそこあるので、決して「太らない酒」ではありません。残念。
とはいえたくさん飲める酒ではないからビールとかよりは大分よさそう
(一般的には)度数50度以上
特に厳密に度数が設定しているわけではありませんが、一般的には50度を少し上回るくらい。
中には60度、65度になるような白酒もあります。とにかく度数が高くてヤバイお酒。
私の手元にある白酒は50度でした。
ただ、1990年以降は嗜好に合わせて低い度数の物も広がってきているようで、38度程度のものもあります。
様々な宴会で白酒を飲みましたが、38度のような低い度数の白酒には出会えませんでした…運が悪いかも。
38度も十分高いのに…度数のバグ
原料は穀物
原料はコーリャン・トウモロコシ・ジャガイモ・サツマイモ・エンドウ・米・もち米などの穀物が主。
特に決まりは無いようです。
私の手元にある白酒は「水・コーリャン・大麦・エンドウ豆」でした。
飲み方はストレート
ストレートで頂きます。手間無くて良いですね(皮肉)
でも調べてみたら「オンザロック」での飲み方も好まれているようです。
小さなグラスを一気に飲み干す
デキャンタに注がれた白酒を
こういった一口で飲める小さなグラスに入れて一気飲みし、「飲んでやったぞ」と言わんばかりにグラスを逆さにします。
この際、一人で飲んではNGです。誰かとグラスを乾杯し、2人同時に飲み干します。
この「誰かと」というのはまさに仲を深めたい相手だったり、相手よりも酒が強いアピールをして優位に立ちたかったり、目が偶然合った等、色々な意図がありますが、意図の数だけ乾杯しなければなりません。
とにかくペース配分を意識しないと危険です。この酒を無尽蔵に飲める人は人間じゃないですから。
人生で初めて白酒を飲んだあの日、人生で一番吐きました
有名な白酒ブランド
日本円で数万円もする高級な白酒です。
中国に行った際にこれを出されたらあなたはVIPなお客様かもしれませんね。
おいしい中国料理と白酒で乾杯すれば、もうそれは実質中国
数百円で買える安い白酒もあります。こういった安い白酒なら自宅で中華料理食べるときにでも気軽に用意できますね。一風変わって面白いかも。
乾杯しまくれる「中国式飲み」はコミュニケーションツールとして結構優秀だと感じてます。言葉通じない人とも心通わせられましたから、友人同士でももちろん楽しい時間になるはず!
そして、今は厳しいですが渡航出来た暁にはぜひ白酒飲んでみてください。
お酒弱い人は気を付けてね、本当
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